シェフであり続ける、、ということ

元ナースがシドニーでシェフの勉強中。きっかけはいつもテキトー、でも中途半端は大キライ。どうせやるなら・・!

オーストラリア産のピンクソルト

口内炎が出来てしまいました。

痛いから必要以上に口を動かさない、表情も変えない。

話しかけられても聞こえないふりで、7割ムシ

3割はジェスチャーで返事。

 

口内炎にはうがい薬か塩水うがいで殺菌して、

ビタミンB2をたっぷりレバー・納豆・卵などから、

しっかりとって・・

でも間違っても今は肉は食えん

 

気を取り直してローストベジを作りました。

https://instagram.com/p/0HPNZgqZQw/

10種類のベジをエクストラヴァージンオリーブオイルでマリネして、

ソルト・ブラックペッパー・タイムというハーブをのせて、、、

ただオーブンに入れだけ。

ただそんだけ。

 

で、この料理の主役はソルト

ベジではなくて、

オーストラリア産のピンクソルトです。

 

https://instagram.com/p/0IDEaGKZRy/

ソルトの基本

ソルトの種類は世の中にざっと数百種類

沖縄だけで約70種類ものが存在します。

 

ところで塩の栄養成分表示の見方ですが、

ナトリウム→これがしょっぱい度指数になり塩である度数。でもこれは塩分量ではありません。

塩の主成分塩化ナトリウムナトリウムの量の2.54倍に当たり、表示にナトリウム量が100g中30gの場合、30×2.54=76.2ってこと。

(ナース時代に勉強したことやっと役に立った!ラッキー)

てことは、残りの23.8gはマグネシウムカリウム等にあたります。

ピンクソルト

ピンクソルト岩塩と言えばヒラヤマ山脈に繋がる巨大ソルトレンジ。

岩塩の採掘量は世界第2位、でもこれは岩塩で、

ピンクソルトとしてはボリビア産も人気。

 

それとは別に、オーストラリアの南の方にあるオーストラリア最大のマレーリバーにもピンクソルトがあるんです。

な~んとほっこりピラミッド型の結晶姿!

The River Murray(マレーリバー)

このマレーリバーのこのソルト、実は深刻な問題になっています。

この川には自然からの塩分が含まれた地下水から流れ込んだものが、底にたまり年々増え続いています。

それによって、都市への水の供給への影響が心配され最近では政府がいろいろな検査を行いマネージング。

その原因は地形の変化や人工的な環境変化と言われています。

環境発展のために、人が環境に手を加えてしまった結果だとか・・

 

てことは、オーストラリア産のピンクソルトを使えば使うほど環境にも良いってこと?そーゆうこと!?

ここら辺は人口的に環境が変わってしまったけど、このソルトは100%自然のもの。全く人口の手は加えられていません。

シドニーでは・・

今ではオーストラリアではスーパーで手軽に手に入るようになりました。

 

そしてオーストラリアでは毎年ベストシェフを選ぶコンペティションがあるんですが、去年の優勝シェフは自分の職場の☆☆☆レストラン(オペラハウスを見下ろす高級ホテルの中)で、このオーストラリアンピンクソルトを主に使っているんだそうです。

このシェフはソルトマニアでこの他にも40種類のソルトを使い分けているみたい。

 

私のいるレストランでは7種類、ミネラルが多いソルトほどべた付くので使う前によ~く水分を飛ばしてから肉や魚へ、、

 

ソルトも奥が深い。

どうせなら良いソルトで素材のおいしさを上手く引き出したいなぁ。

 

余談ですが、、前の職場には玄関入ってすぐにピンクソルト岩塩の大きいのがあり、到る所で小さいのもレストラン内を飾っているんです。

それがまるでパワーストーンアフリカンストロベリークォーツにそっくりなんです。このストーンは、心身ともに癒しをもたらしてくれて人に優しくなれる力があります。確かに!

あの店は何だか落ち着く場所なんですよね~ステキです。