シェフであり続ける、、ということ

元ナースがシドニーでシェフの勉強中。きっかけはいつもテキトー、でも中途半端は大キライ。どうせやるなら・・!

食事制限のあるお客様こそ、飲食業界の成長へ

 やっと英語の試験からのストレスから開放~

でももっといけそうだから、もう一度トライ

 

さて、試験後はすぐ仕事モード。。で、

今日も沢山のSpecial Daietary(特別な食事制限)

が記載されたTime Scheduleを

朝礼で渡された。。

Luctose free, No Mahuroom,

Daily free +No Milk product,

Gulten free...

若干多め?、、でもないです。

 

前に、No vegies + No Fish と言う人がいてビックリ!

普段あんた何食べてるの??

この御時世、食物アレルギーで悩む人も多いし、

シドニーは多文化であるために、

多くの人が各々のバックグラウンドがある。

 

今の職場では非常に細かくお客さんからの情報収集を行い、

コース料理であっても付け合せを変えたり、

ソースを変えたり、

各々のお客様の希望に沿った料理を提供させて頂いてます。

 

というわけで、よく見かけるSpecial Dietaryを少しずつ紹介します。

Lactose free(ラクトースフリー・無乳糖)

 

https://instagram.com/p/zpnHaFqZSU/

 

これは単純に哺乳類の乳汁に含まれる二糖類のことです。

乳製品には必ず含まれていて、バターをゆーっくり低温で溶かすと二層になります。

その下に沈んだ白い液体がラクトース

これを除外したものを澄ましバター(Clarified Butter)と呼びます。

 

乳製品に対するアレルギーがある人というのは、牛乳に含まれるたんぱく質の一つであるαカゼインに反応してしまうんです。

幼児期のアレルギーでは最も多いのですが、大人にこのアレルギー保持者はいません。成長と共に治るからです。。が、成長した日本人の8割程度が乳糖不対症であると言われています。これはアレルギーではありません。

 

摂取されたラクトースが正常であれば小腸内の乳糖分解酵素によって分解されるはずが、上手く分解できずに腸内に留まるためにミルクを飲むとお腹を下してしまいます。

日本のミルクは日本人仕様で低脂肪のものが多いのも事実。

海外のは脂肪分が高めで、海外で飲んだ時に初めて自覚する人も少なくないはずです。

 

Gluten free(グルテンフリー)

これは小麦アレルギーを持つ人が強いられる食事スタイルです。食物アレルギーの中で3番目に多いもの。

https://instagram.com/p/zpnEH3KZSL/

特に欧食文化をバッググラウンドに持つ人種に多く見られ、摂取すると消化不良や腸疾患を引き起こす厄介もの。

なんと醤油にも含まれているんです。普通の醤油は大豆と小麦が半々ですが、たまり醤油は大豆のみで製造されているのでこのアレルギーの人でも口にしても問題ありません。

 

そして一部の健康オタクに人気グルテンフリー、というのも数年前にハリウッド女優や多くの有名セレブたちの中で流行ったヘルシー思考だったんです。

これを真似ている人多し。

でも、これに関しては医学的根拠はなくてグルテンの中にも身体にとって必要な栄養素が入っています。

全ての栄養において許される限り、適度に摂取するべし。。

 

もっと書き留めておきたいけど、今日はここまで→眠いから・・続きはそのうちに・・

この手の情報は、人が存在するくらいの量があると思います。

だからそのうちに、一つ一つ増やしていく程度が丁度良い~

 

シェフはもちろんレストラン業界に携わる人にとってこの知識は普通レベル。

低塩分・低糖分・水分摂取制限等、もし何か摂取制限がある人は

恥じらいなく遠慮なく、店側へリクエストして欲しいと思います。

そのやりとりが、レストラン業界の発展に繋がると言っても過言でないんじゃないかな。。逆にやり甲斐へと繋がります。

どうしたらお客様に満足して頂けるのか、そしてまた来て欲しいと言う気持ちがより一層高まります。


客は神様。。とは、その様な考えの下で生まれた言葉なのかな?と・・

 

では解散。

いや~先週だかのページで来週の土曜に・・とか書いたから気になって無視してブログ更新せずに出来ませんでした。

基本無言実行→今日は若干有言実行、、みたいナ