シェフであり続ける、、ということ

元ナースがシドニーでシェフの勉強中。きっかけはいつもテキトー、でも中途半端は大キライ。どうせやるなら・・!

小麦粉事情

ひさびさアップデートします。

一年以上ぶり!?

ま、こんなもんですわ。

自分いつもこんな気まぐれなんで、

一度スイッチ入れば続くんですけどね。。

 

で、

現在シドニーは冬→春の変わり目で、

寒かったり暖かかったり・・・で、私は風邪のドっ!ピーク・・

コンディション最悪。。匂い、味、マジわからん!

だからと言って不味い料理出せんだろ・・・

食欲なし。

薬飲むためにゴハン食べてるって感じ。つまんねー

 

こんな時は美味しいものだけを食べたいと思う。。が、

あるスタッフが蒸しパンを作って失敗。

ういろうみたいに中身が固い蒸しパン食べて・・・ん・・・

"何ででしょうか・・⁇日本で作った時は上手く出来たのにぃ・・”

作ってるとこ見てないから一概には言えないけど、

温度、混ぜすぎ、軽量間違い、、

でも、

日本では失敗しなかったのなら、

もしや小麦粉⁉

それ、あるあるってことで

今日は小麦粉について書いてみよーと思う。

 

小麦粉

小麦粉には大まかに3種

薄力粉・中力粉・強力粉

それぞれたんぱく質グルテンの量が違う。

 

薄力粉たんぱく質は少なくて、でんぷんが多い。水で溶いてもグルテンがすくないので、天ぷらの衣スポンジケーキに使われる。

中力粉うどん粉とも呼ばれていて、グルテンはやや多めスポンジケーキを作るともっちりしてつまったものになってしまう。

強力粉→小麦粉の中で一番グルテンの量が多い。仕上がりに弾力が出るために、パン・パスタ・ピザ生地・餃子の皮に合ってる。

 

オーストラリアの小麦粉事情

こっちでは分かりよく、ざっくり2種類。

 

Plain flour →これはアメリカやカナダではAll Purpose Flourと呼ばれる粉と同じ分類になる。ブレッドやピザ生地、たまにクッキーに使うこともある。

Selfrining flour→これはPlaine flourにベーキングフラワーと若干の塩を入れたもの。ブレッドやビスケット、パンケーキ(ホットケーキ)に適する。普通の小麦粉よりも寿命が短いので、開けてから時間が経つと膨らまないことがある。

 

グルテンフリー

いつかこのブログでも書いたことあったけど、グルテンに対してアレルギーを持っていたり健康志向で摂取しない人のための小麦粉がある。種類も豊富でざっと約30種類

その中でメジャーなものをいくつか挙げてみる。

 

コーンフラワー→コーンの種子や胚芽の部分を粉にしたもの。グルテンの少ない薄力粉の代わりともなる。

ポテトフラワー→日本の片栗粉。

タピオカフラワー→もちろんタピオカのでんぷんから作られた粉。スープにとろみをつけたい場合にも使える。

 

今回の失敗した蒸しパンには、

Plain flourを使ったらしいです。

しかも日本のレシピでこっちの小麦粉を使ったみたいで・・・

 

そりゃあ、出来ねーや。。

日本にある食材が世界で通用するとは決して限らず、

逆に、世界にない物が日本だけに存在する。

そのスタッフには、

こっちのレシピで作ることをお勧めしておきました。。